1989年発刊の村上昭子さんの料理本「はじめての煮もの炊きもの」で、料理を作ることがよくあります。
34年前に発刊されたものです。 母がよく使っていたものです。 それを、私が使っています。 何回も本を修理しながらです。 母が手にしていたもので、これが唯一のものでしょうか。 いろんなものを、断捨離で捨てましたが、この本は残りました。
小松菜と油あげの「炒め煮びたし」を、作った時に、大失敗しました。
材料4人分
小松菜1束(400g)
油あげ2枚
醤油 大さじ2杯 酒 大さじ2杯
間違えたのは小松菜1束というところです。 私の買っているスーパーの1束だけで料理をしました。 しょっぱくて、食べられません。 汁を半分捨てて、お水を加えて食べられるようにしました。 400gを確認しなかったのです。
再度スーパーから買ってきた1束を計測すると、230gでした。 30年前は、1束400gだったのですね。 核家族化で、1束の量が減ったのでしょう。
今後は、料理本でグラムで表示されていれば、確認のために計測することにします。
料理本も、時代の変化で変わるんですね。
母は、本を見なくても、味付けをできていたのではないのでしょうか。 高校を卒業して、東京に出て、結婚して、田舎に戻りましたが、2世帯住宅で、食事は別々でした。 時々、お互いに料理を、お裾分けしていたのでした。
母がなくなり、12年です。 たった12年なんですが、 母の味を忘れていきますね。 この本が役に立ちます。 母の味にはなりませんが。