ウオーキング日和(びより)です。暑くもなく、寒くもなく、湿度は低く、青空です。
知らない道を歩きたくて、わき道にそれて、角をまがったところで、「あれー」です。くちばしの黄色い、白い鳥が歩いているのです。
住宅街にアヒルとは!水かきがあるのに、水辺ではない!
アルヒが1羽、ちょこちょこと歩いているのです。私の姿に驚いて、慌てている様子はありません。驚いて慌てているのは、むしろ私でした。
アヒルのあとを追うと、アヒルは私と一定間隔を保ちながら、歩いて行きます。
アヒルは、羽ばたいて飛び上がる気配がありません。
ここで、犬とかに襲われたらどうするのか、心配であとをついていきました。すると、突然「ワン ワン」と吠え声がしました。
犬はどこにいるのかな。
真っ黒な犬が飛び出してきました。黒い犬で、物陰にいたので、すぐに確認できなかったのです。
鎖のリードにつながれているのがわかり一安心です。
真っ黒な犬は、アヒルに吠えているのではなく、私に向かって吠えているのです。アヒルは、逃げる様子もありません。
そこで、気が付きました。この犬は、アヒルを守るために、私に向かって吠えているのだと。
私がアヒルの方へ行くようなそぶりをすると、「ワン ワン」と吠えます。
アヒルと真っ黒な犬は、きっと仲良しなんでしょうね。
真っ黒な犬は、ボディガードですね。鎖につながれていて、よかった。
1匹1羽に、バイバイと手を振りながら、その場を離れました。
アヒルは、飛べないんですね。(後で知りました)
アヒルを家禽(かきん)というそうです。
肉、卵、羽毛を利用するために、人間が品種改良した鳥だそうです。
アヒルは、ペットとして飼われていることを願うばかりです。1羽しかいないので、きっとペットでしょう。