6月1日は、朔日参りの日です。鹿島神宮にお参りいたしました。会社勤めの人が目立ちました。一日は神さまからも目をかけてもらえて、ほかの日よりもご利益をいただける日だからでしょうか。
6月は、水無月と言いますね。梅雨の季節なのに「水がない月」。おかしいよねと、初めて思いました。で、調べると「無」は「ない」ではなく、連体助詞の「の」で、「水の月」だそうです。とすれば、10月の神無月は「神様が出雲に集まるので、他の神社には神様がいない月」でなくて「神の月」ということでしょう。
話をもとに戻します。
鹿島神宮の楼門をくぐると、茅(ちがや)の輪が作られていました。これをくぐることで心身を清めて災厄を祓い、無病息災を祈願するというものです。
立札に書かれているように、8の字にくぐり抜けます。このくぐり抜けは、江戸時代に始まったようです。それまでは、茅の輪を腰につけていたそうです。
日本神話では、スサノオノミコトが旅の途中に宿を求めた、備後国の蘇民将来(そみんしょうらい)が、貧しいにもかかわらず、喜んでスサノオノミコトをもてなしたことが書かれているそうです。
再びスサノオノミコトは蘇民将来のもとを訪れ「疫病を逃れるために、茅の輪を腰につけなさい」と教えました。これが起源だということです。
夏越の祓(なごしのはらえ) 6月30日 午後3時 斎行が行われます。お参りしましょう。
また、6月11日(日)に、鹿島神宮で古武道演武大会(午前10時)たくさんの流派が出演。流派の違いが判るでしょうか。
午後1:00から百手式 小笠原流百々手式が奉納されます。お払いを受けた射手が矢を射って魔を鎮める儀式で、1回で10人の射手が10手ずつ、合計百手射ることからこのように言われるようです。
昨年は、コロナで行われなかったことでしょうか。今年は、見に行きます。