湖まち~海まち~山まち Diary

湖まち、海まち、山まちで生きる日々の記録

さくら逃亡

今日も、昨日と劣らず、暑いです。30℃は越えているでしょう。

昨日は、この時間は、ヘルメットをかぶり、愛犬さくらとよく行く、散歩道を自転車で探し回りました。

私がシャワーを浴びているうちに、愛犬さくらが、家から逃げ出したのです。

庭仕事をして、汗をたっぷりかいてしまいました。家の中に入り、さくらが居間にいるのを確認して、掃き出し窓の3か所を閉めて、シャワーを浴びました。

シャワーから出て、勝手口の扉が開いていたのに気が付いて、閉めました。

さくらと呼んでも、1階のどの部屋にもいません。おかしいな、2階かなと思い、あがって探しましたが、いる気配がありません。

確信しました。さくらは逃亡した。

先ほど閉めた片開きのドアのところからとしか考えられません。ここはカーテン式の網戸で、磁石で閉じてあるだけです。頭で押せば、開いてしまいます。

さあ、どうすればいいか。

さくらには、マイクロチップを埋めてあります。これは、保護されたとき、事故にあった時に、飼い主がわかるものです。

まず、ここの団体に連絡しました。

一般社団法人Famです。マイクロチップ番号を伝えると、どうすればいいかの指示を出してくれました。最寄りの警察署の会計課に連絡して、犬が迷子になったことを届けてほしいということでした。あとの連絡先(動物愛護センター、市の環境政策課)には、Famから連絡を入れてくれました。

環境政策課は、犬の登録、狂犬病予防に関することを扱う課です。犬の迷子も扱っているようです。

警察署に行き、会計課に行くと、用紙を渡され記入してくださいとのことでした。愛犬さくらは、遺失物になります。財布を落とした時に使う書類に記入しました。

「種類:柴犬 性別:メス 避妊手術済 首輪なし(室内では、首輪をつけていません)色:赤毛 名前:さくら 年齢:4歳 いなくなった時間帯 飼い主の電話番号 飼い主の住所、氏名」

ペットが保護された場合、警察署に届けられるので、電話を待っていてください。ということで、家に帰りました。

家でじっとしていられず、自転車で探し回りに出かけたのです。

30℃を超える暑さの中、人通りはありません。犬猫の姿も見られません。この暑いのにおかしな人がいるという目でも見られました。1時間ほど回っていましたが、これでは見つかりっこないと思い、連絡を待つことにしました。

家の玄関は、蚊取り線香を焚いて、さくらが入れるような幅だけ、開けておきました。犬は自分の家を、覚えていると言われることを、信じてです。

いちばん心配したのは、交通事故で死亡、けがをしていることです。車のたくさん通る道路も近くにあります。そんなことになれば、さくらに申し訳ない。

さくらが逃亡してしてから、4時間後、警察から電話が入りました。「無事、保護しました。迎えに来てください。」大きな声で「ありがとうございます」と答えました。

自家用車は、2台ともない状況なので、警察署まで歩いていくことにしました。30分かかりました。愛犬さくらがいました。ほんとによく無事に戻ってくれました。

署員の方から「本当に、良かったですね」と声をかけられました。うれしかった。心配してくれていたのです。

帰宅は、また暑い中を歩いてです。わたしもさくらも、暑さと疲れでいっぱいです。途中、ビルの日陰の階段で休んで、持って来た水筒の冷たい水を、さくらと分け合って飲みました。さくらも、ごくごく飲みます。のど乾いていたんだね。

気を取り直し、家まで帰りました。

涼しい部屋で、疲れたさくらは、眠りました。私は、シャワーを浴びて、夕飯の準備に入りました。

顔が真っ赤に焼けていました。

さくらは、4時間、単独散歩で、何を体験したのでしょうか。なかなか、体験できない自由をあじわい、怖い思いもしたのでしょうね。

今朝も、迷子の張り紙がしてあるのを見かけました。早く、見つかるといいですね。

飼い主の責任を、強く感じます。