湖まち~海まち~山まち Diary

湖まち、海まち、山まちで生きる日々の記録

てぃんさぐぬ花

2022年5月6日(金)

てぃんさぐ(ホウセンカ)の花は

爪先に染めて遊び

親からの教えは

心に染めて歩め

夜空に群る星は

数えることができる

親からの教えは

数えることができない

NHK朝ドラ【ちむどんどん】を見ています。

ヒロイン比嘉暢子(黒島結菜)さんのお父さん比嘉賢三(大森南朋)さんが家の縁側で歌った唄が心に響きました。その歌が、「てぃんさぐぬ花」でした。

この歌は、十番まであります。沖縄の言葉では


てぃんさぐぬ花や
爪先(ちみさち)に染(す)みてぃ
親(うや)ぬゆしぐとぅや
肝(ちむ)に染みり

天(てぃん)ぬ群(む)り星(ぶ)しや
読(ゆ)みば読まりしが
親(うや)ぬゆしぐとぅや
読みやならぬ

となります。ここまでが一番、二番です。いろんな方が歌っておられます。

沖縄の言葉では、私にはわかりません。字幕が出ていたので、ああこんな内容の歌なのかと理解できました。沖縄の言葉をわからなくても、心で聴いていられるところがいいです。

沖縄にはいい歌がたくさんあり、しみじみと聴ける歌が多いですね。元気がでる歌も多いです。

45年ほど前に、宮古島に行きました。観光地としては、まだまだこれからのときです。ある飲料のコマーシャルを撮影に行きました。青い空とお日様が出るのを待って、1週間過ごし撮影を終わらせて東京に帰るときは、小さな民宿の、風が通るここにまだ居たいなと思いましたね。住んでいる皆さんがとても明るく、おおらかに対応していただきました。

今の宮古島は、あの頃とは大きく変わっているのでしょう。また、行きたいですね。

撮影地は、東平安名崎でした。灯台に向かう道の周りには、青い空、青い海、白い波、草の緑があるだけのです。少女が自転車で疾走するシーンを撮影しました。こんなCMを見たことがある人がいらっしゃるかもしれなせんね。

70歳前の私には、「てぃんさぐぬ花」は、人生を振り返りながら聴ける唄です。このようなことを、もっ早く聴いていたら、人生も変わったかもしれないと。

それと私は、子供にこのようなこと教えてこなかったなと思うのです。今でも遅くないので、私の思っていることを、子供が思っていることをお互いに遠慮することなく話そうと思います。お互い優しく話せるようになろうと思うのです。まだ遅くない。

最後の十番

お年寄りの言葉には いつでも
世間を見習い 耳を傾けよ
老人の繰り言だと侮るな

自分自身の親に対する接し方は、この歌の内容とは違ったかな。ごめんなさい。両親が亡くなり、自分がその年近づいてくると、親の考えていたことがわかるようになるものでしょうか。

連休はどこにも行きませんでした。近くに居る長男家族と、庭に植える木を買いに行きました、長男と2人だけになった時に、少し、今の自分の心配事、これからどうするかを話してみました。