2022年11月10日(木)
孫が、学校から我が家にやってきました。母親が、中高一貫校の見学に行くために、孫をしばらく預かることになったのです。
宿題が終わりました。パソコンを取り出し、我が家のネットにつなぐ。すべて孫一人でやりました。
ネットにつないで、ブラインドタッチの練習です。キーボードの文字を見ないで、画面を見て、文字を打ち込んでいくのです。この打ち込みのスピードが速いのです。びっくりです。
孫は、練習を始めて2年です。コロナがきっかけでノートパソコンを使い始めたとのことです。私は、小学5年生の時に、タイピングなんてしていなかったです。
タイピングを始めたのは、中学2年ぐらいからですかね。
父が、英語を覚えるためには、タイピングがいいということで、ブラザーの黒と赤のリボン式のタイプライターを買ってくれました。
今のパソコンのように、軽く文字を打てませんでした。強くキーを押して、紙に文字のついた棒を、打ち付けたものです。指が痛くなりました。腕も疲れました。文字はABC、123だけですから、日本語にはなりません。英文のみを、打つだけでした。
紙を差し込む、行を変える、紙を引き出す。すべて手作業です。一か所間違うと、修正インクで消して、修正インクが乾いたら、その上から打ちなおしです。あまりにも見てくれが悪いと、最初からやり直しでした。
英文を打ち込んで、単語、構文を覚えました。そのため、いつの間にか。半ブラインドタッチになりました。このことは、その後、大いに役立ちました。なんでもやっておくことです。
両手の指をフルに使いながら、文字が打てると、手で書くより早くなります。
おかげで、タイプライターのあと、ワードプロセッサー、デスクトップ、ノートパソコンと、順調に使いこなせるようになったのです。
カチャ・カチャいう音が聴こえて来そうです。懐かしいです。
タイピストが、花形の職業であった時代があるのですよ。若い人には、信じられないことでしょうか。