湖まち~海まち~山まち Diary

湖まち、海まち、山まちで生きる日々の記録

万年筆はキャップレス

2022年5月30日(月)

早速、午前中にシルバー人材センターに申込書を出して、センター年会費、互助会費で3000円納めてきました。ボールペンで、書類に記入したのですが、つい力が入りすぎて手首が疲れました。万年筆は、水滴等がつくとインクがにじむから使えないのでしょうね。

最近、私は万年筆をよく使うようになりました。力を入れなくても書けるし、文字がとてもうまく思えるのです。流れるように書いて、あとで読めないことがありますが。

若いころから、万年筆を買って、すぐに落として壊れるか、どこかに忘れてくるかでした。

高校に入学したときに父に買ってもらった万年筆が、今、私の手の中にあれば、「ありがとう」ともう一度言えたのにと思うと、胸が締め付けられる。この年になって、親のありがたみを思い出すことが多い。親がいなくなって、親のありがたみがわかるのですね。

ボールペンとシャープペンは、キャップを取らなくても、ノックして芯を出すと使えます。万年筆は、キャップを回して、つけたり外したりしなくてはいけないことで、面倒になり使わなくなったのです。それにキャップがゆるんでいると、ペン先が乾燥して、書けなくなってしまう。ペン先を水で流して、また書けるようにしたものです。

私が10年も前から使っている万年筆は、キャプレスです。

これと会えたのは、ネットで万年筆を探していた時です。どうしても海外で契約書等にサインするときに、途中で文字が途切れたようになるボールペンではだめ、万年筆にしてくださいと言われたからです。

アマゾンのサイトでキャップレスの万年筆を見つけたのです。これは、キャップをはずす必要はなく、ノックしたらペン先が出てきて、すぐに書けるものでした。ペン先は乾かないかなと思いましたが、便利であることを優先しました。買いました。

ノックしてペン先を中に入れておけば、ペン先が乾くことはありませんでした。

私は、ペン先を出したまま落としたり、なくしたりして(すべて自分の責任です)3本目のペンを今使っています。

ペン先の構造の絵が、パイロットのサイトにあったので貼り付けておきます。

私のペンは「パイロット万年筆 キャップレス ダークブルー 中字(M)FC-15SR-DLM]です。ペン先は18Kです。18Kが書きやすくていいです。

母に「大切にしたいものは、ちょっと高いのを買いなさい。そうすれば、どこかに行っても必ず戻ってくる」と言われました。高いと丁寧に扱うし、必ず探し出そうとするからでしょう。

この万年筆が、今の私にはちょうどいいのです。重さ、書く時の書きやすさがいいのです。ペンの重みだけで書けるのです。手が疲れない。ボールペンでの書き物は疲れます。

このペンで書きものをするんですが、インクですから、水滴がつくと、にじんでしまいます。複写式の書類に書くときは、使えません。力を入れて書くと、ペン先が壊れます。

手紙は、文字がにじんでもいいのかもしれません。にじみがいい味を出すときがありますよね。パソコンで書いた手紙より、万年筆での手書きの手紙は、送った人、送られた人との温もり、気配が感じられます。

手紙は残し続けたい文化だと思います。

キャップレス万年筆