湖まち~海まち~山まち Diary

湖まち、海まち、山まちで生きる日々の記録

スエズ運河 パナマ運河

エジプトが管理するスエズ運河は、地中海から紅海に出て、インド洋を結ぶ運河です。ヨーロッパとアジアを結ぶ航路です。現在、イスラエルとガザのハマスとの紛争で、紅海を通ることは、非常に危険な状態です。

そしてもう一つ危険な運河があることを知りました。それがパナマ運河です。アメリカの東海岸と西海岸を行きすることができます。

ここはスエズ運河のように、人工海面水路でなくて、太平洋と大西洋の途中に海抜26mの湖を通過する運河です。スエズ運河はすべて海水ですが、ここは湖を使用しているのです。

そのためパナマ運河は、閘門(こうもん)式運河です。異なる水位間に水位が変化できる区画を設けて区画内の船を上下できるようにした設備です。パナマ運河は、湖の高さまで上げて、湖を通過して、再度海面まで下げる方式です。

上下のするのに、使われている湖の水が、気候変動で減少してきているのです。1隻通過するためには、約1億9000万リットル使用されます。1日通行できる船舶は36隻。これが現在では24隻になっているそうです。

パナマが一番困っているのは、通行料金が減ることです。政府収入全体の20%にあたりる7億ドル減ることになるようです。

 パナマ運河を存続させるためには、水を調達しなくてはいけません。そこで、ダムを作るとかの話です。63の村が水の底になり、約2000人の故郷がなくなります。でも、実現すれば36隻よりさらに船舶を増やせることが可能だということです。この問題が、今後検討されるということです。私は、おそらく、この計画は実行されると思います。

この内容は、海外のニュースを集めた番組で、NHKで放送されました。

ずいぶん昔に、うそか本当か、琵琶湖を使っ日本海と太平洋の運河を作ろうなんて、話があったような気がします。平安時代から考えられており、第2次世界大戦後に、計画が上がったようですが、自動車の発展で、なくなったそうです。運河にならなくてよかった。今や、重要な水資源が残りました。

パナマの写真を載せたブログを読みながら、パナマを想像しています。行ってみたいなよその国。