東京駅から40分ほどで、柴又駅につきました。構内の踏切の遮断機が上がり、わたると改札口です。小さな駅前の広場に、寅さんとさくらさんの像が立っています。
ここから帝釈天の参道を通り、柴又帝釈天題経寺まで歩きました。
数作品しか見たことない私には、御前様役を演じていた笠智衆さん、そして庭を掃いていた寅さんの弟分「源ちゃん」役の佐藤蛾次郎さんが、この帝釈天で思い出されます。
おそらく、寅さん映画をすべて見ているような人々にとっては、聖地でしょう。昭和生まれの私にも、懐かしい感じがするところです。
江戸川のそばで、矢切の渡しがあり、帝釈天ががあり、人が集まり、参拝道の賑わいがある。この環境が、寅さんを生み出したのではないのでしょうか。
帝釈天は、素晴らしいお寺です。釈迦堂のまわりには、法華経説話を表現した彫刻が並んでいます。説明文を読みながら、どこが何を表しているのかを確認して、彫刻を見ていくのが、楽しいです。
釈迦堂の彫刻の壁の終わりに、扉があります。窓からのぞき込むと、毘沙門天にお参りできますよ。
釈迦堂を見たあと、日本庭園を回廊に沿ってみていくと、落ち着いた雰囲気に、こころ静かになります。
御朱印をいただいて、帝釈天を後にし、寅さん記念館 山田洋次ミュージアムを見て回りました。映画を知っている人には、興味あるところですね。
参道に戻り、おいしいおうどんを食べて、団子、くず餅をお土産に買いました。くず餅も絶品です。
私の買った「くず餅」は船橋屋のものでした。
「船橋屋のくず餅の製造工程はおよそ450日。グルテンを取り除き乳酸発酵した小麦澱粉を蒸し上げたくず餅は、ほのかな香りと酸味、しなやかな食感が特徴です。出来立てを自然のまま無添加製法でお召し上がり頂くために、消費期限はわずか2日間。無添加自然発酵のため、お子さまや妊娠されている方も安心してお召し上がりいただけます。刹那の口福のためにかけられたこの時間を、218年経った今も私達は大切にしています。」ーホームページより引用ー
密ときな粉をかけて、おいしくいただきました。
今回、初めて東京の散策をしました。サイクリングコースもあるようです。次は、どこを訪ねるかな。おそらく、江戸の名所を、すべて回ることはできないでしょうが、少しずつです。やはり大江戸です。