池上彰さんの著書の中で、「歴史を自分と地続きのものと考えてほしい」という文章があります。
今回のNHKの大河には、そのような実感がわかないのです。自分とドラマの家康とは、この日本という国の上で、地続きのものと考えられないのです。
昔の映画で言えば、「戦国自衛隊」のようなSF(Science Fiction)ものに思えてしまうのです。(この映画を知らない人には、理解できないでしょうね)
視聴率も下がる一方のようです。
まさか、今まで大河ドラマを見ていなかった世代が、主人公だけで観てくれて、視聴率が取れると考えたのでしょうか。
面白いものは、見る。つまらないものは、見ない。
誰でもそうでしょう。視聴率は関係ないのです。
今回のドラマは、視聴率を無視して、続けるべきでしょう。
NHKが、新しい大河ドラマを作ろうと、意気込んでやり始めたことです。
最後まで、実験は行い、結果を分析すべきです。
今、NHKは試行錯誤の時です。失敗もあるでしょう。
製作されている皆さん。あきらめないでください。
私には、見ることは無理ですが、今後、新しい大河のために頑張ってください。