2022年12月13日(火)
今年のお正月は、お仏壇の仏具を磨くことができませんでした。昨年の12月に引っ越して、年末には長男宅に居候していました。今の家には、正月明けに移り住みました。
今年は、大掃除を早めに始めます。その最初が、お仏壇の仏具の「お磨き」です。小さいころに、祖母と、父と母がお磨きをするときに、手伝っていました。今は、私一人でお磨きをしています。ずいぶんやっていなかったので、ぴかぴかにしたいなと考えました。
古新聞と磨き粉でやっていましたが、出来上がりは、くすんでいました。もっといい方法がないものかと、ユーチューブ先生に聴きました。
クエン酸:ぬるま湯=1:5の中に、しばらくつけて置いて、磨くといいと教えられました。早速、やることにしました。湯温は45℃にしました。
15分ぐらい浸漬しておくと、仏具が銅色に変わってきたのです。失敗したかな、急いで容器から取り出し、水で洗います。金メッキが落ちかけたと考えたのです。
しかし、メッキは、強酸でしか落ちないはずです。
気をとりなおし、自動車用のコンパウンドをつけて、スポンジで磨きました。さらにフェルトのついた軸を、電動ドライバーにつけて、磨きました。これで、キラキラ光る仏具になりました。変色していたところも、金色に戻りました。
後で知りました。金メッキの変色は、下地ニッケルの溶出により、金メッキ表面にニッケル酸化物が発生することで起こる現象だったのです。磨くことで、酸化物が取れたのです。
今までやってきた方法より、早くきれいにできました。とても満足です。この方法で、今後はお磨きをすることにします。
ご覧ください。
クエン酸入りのぬるま湯の中の、仏具と全然違います。その他の金メッキも同じようにして、キラキラに仕上げました。
心が清らかになりました。これが「お磨き」です。