2022年6月13日(月)
お日様が出ています。朝の散歩で、カシマサッカースタジアムまで行き、スタジアムを1周して帰ってきました。9650歩ですね。日の出を見ていたら、遠くまで歩きたくなったのです。
6月8日読売新聞朝刊、7面の一番下の段の小さな記事に、目を止めた人がいるかと思います。私くらいの年齢だと、中国は、また暴走し始めたなと思います。
1966年から1976年まで続いた文化大革命の中での話です。
毛沢東が、「紅衛兵」と呼ばれた学生運動を扇動して政敵を攻撃させ、失脚に追い込むための中国共産党内部の権力闘争を始めたのが、「文化大革命」のです。自己を神格化させたような「毛沢東語録」を著し、農本主義的な「毛沢東思想」を宣伝しました。毛沢東は洗脳した紅衛兵をうまく利用して自分の敵対者や邪魔者の粛清に成功しました。
反共産分子、資本主義者等だと密告されて、首から「私は悪人です」のような看板下げて、大衆の前でさらし者になっている写真は多数あります。残忍な写真もあります。知らない人はネットで探してみてください。
文化大革命中は、子供が親を密告する。兄弟が密国する。友達が密告する。恋人が密告する。それで、密告した者には、報奨金がもらえたのです。
人を信じることができない時期でした。だからか、今でも中国人が中国人を信用していないということ、よく耳にします。
それが、またよみがえるのです。でっちあげでも、密告できるようになるのです。
「国家の安全に危害を加える行為」を通報すると、最高10万元(約200万円)の賞金がもらえるという新規則を国家安全省が出したそうです。中国旅行中で、ちょっとした会話の中で「〇さんは、もうだめだね」と言っただけで、通報され逮捕されたら怖いですね。日本人の旅行者でも、密告される可能性はあります。
日本人が標的になるのでしょうね。
中国人でも通報されるということです。
人を信じることができない国に、またなるのでしょう。
それでも歴史的、文化的に見れば、中国へは行きたい私なんですね。
早く、安心できる国になってほしいです。