2022年4月26日(火)
新品で購入して、延べ12時間ぐらいしか使用していないチエーンソーが、突然回転しなくなったのです。
慌てました。チエーンソーのチエーンの予備を5本まとめて購入した後だからです。型番91PX-45Eです。5本で5670円(純正ではありません。アマゾンで購入)です。オレゴンの純正は1本2500円ぐらいします。
オレゴンのチェーンソー(EC-305B)は、6700円でメルカリで購入しました。そのうえチェーンに5670円かけたのに、故障です。これでは、損です。どうしても修理しなければなりません、メーカー修理に出したら、新品より高くつくのかもしれません。自分で修理するか、こんなに早く故障したことに腹をたて、涙を流して不燃物で廃棄するかです。幸いなことに、切り株を細かく切ることは、終わっていました。
新品を買うにしても、この型番91PX-45Eのチェーンが使える、日本メーカチェーンソーがあるのか、探してみました。(メーカーと直接話せるかを重視することにしました。)アマゾンで「HiKOKI 旧日立工機 電気チェーンソーCS-30SB」にこのチェーンが使えることを知り、【あとで買う】に入れておきました。13800円です。オレゴンのチェーンソーが修理できない時は、このチェーンソーを買うためです。EC-305Bの後継機に思えるオレゴンのECZ-305 には使えません。型番91VG-45Eとなっています。(使えるなら、併記しておいてほしいですね)
そこで故障したチェーンソーを、パーツクリーナで、汚れを洗い落して、分解していきました。水では電気製品の汚れを落とすわけにいかにので、パーツクリーナを使用しました。
分解して、回転部に何か詰まっていないか、テンションは張りすぎていないかを調べました。問題ありません。
次に、モータ部分を分解します。ここでチェックするのは、整流子が回転するときに、摺動しながら通電する部分です。この部分を、カーボンブラシと呼びます。これが整流子に接触しないほど、減ってしまうと、回転しません。分解しました。
分解すると今まで見たことのない状況でした。
カーボンブラシが偏摩耗しています。カーボンブラシが減りすぎる側のスプリングのセットが不具合形状です。そして決定的なことは、通電部分で断線していることです。
確認のために、整流子の部分のテスターによる通電テストをしました。通電します。モーターが焼き切れてはいませんでした。。
断線部分を直し、スプリング形状を修復しました。これからが大変でした。モータの組み込みがカバーの中でやらなくてはいけません。カーボンブラシを組み込んだ状態で、整流子を入れて、それをカバーに取り付けるときに、外れてしまいます。
モータ部分だけが外で組み立てられて、それにカバーを取り付けるなら問題はないはずです。カーボンブラシも取り換えが簡単のはずです。
今回は、自分で修理ができました。
日本のメーカーでないと、カーボンブラシが減ってしまった時は、そのカーボンブラシを手に入れるにも、修理するにも時間がかかるでしょうね。(注意しなければいけないのは、外国製品を輸入して販売してしているメーカもあります。そこでは故障に即対応できません。)
カーボンブラシは消耗品です。電気工具の一番チェックするところは、カーボンブラシが、簡単に交換できることかもしれません。これはネットで買うなら、必ず問い合わせる。お店で見るなら店員さんに質問することですね。使用されているカーボンブラシが日本ですぐに手に入るかどうかも、買う前にチェックしたいですね。
家庭用園芸電動工具は、動作しなくなったら、修理するより買ったほうが安い、と思わせる価格帯になっています。修理して使うことができるのか、を買う前に考えてみればどうかなと思います。道具は使って、きれいにして、治してあげることで、環境に貢献してくれるのではないのでしょうか、。
使い捨ての時代は、終わるような気がします。
今日は、故障の原因がわかって、修理できて、次購入するときは、どこを見るかがわかったので、とても幸せです。
追記(2022年5月1日)
下記の写真は、カーボンブラシが機器の分解なしに交換できるタイプのものです。プラグを緩めて、カーボンブラシを抜きだします。取り付ける穴を覗くと、整流子が見えます。新しいカーボンブラシを溝に沿って入れます。そしてプラグをつけて締め付けていきます。
交換が簡単ですね。ほとんどの工具はこのようですが、取り付け位置がわからなければ、販売している人に問い合わせしてください。どうしても分解して、カーボンブラシを交換しなければならないものもあります。